全国革新懇ニュース」6月号の革新懇インタビューは、元文部科学省事務次官の前川喜平さんです。報道への権力介入の是正を求め、6月のテレビ朝日株主総会で株主提案を行う市民運動に取り組む前川さん。「戦争への危機感がテレビへの問題提起の根にある」と語り、右傾化する国家づくりと新自由主義が一体となって奪ってきた報道、学問など人間の「精神的自由」を取り戻そうと訴えます。

　4面は、農民連会長の長谷川敏郎さんによる、食料・農業・農村基本法改悪についての寄稿です。食料自給率向上そのものを否定する同法案は「国民を飢餓に追いやる道」と厳しく批判し、農民連が先頭に立った国会での攻防や署名運動のたたかいを伝えます。

　自民党政治を終わらせる大運動、「市民と野党の共闘」の再構築と発展へ決意を固め合った全国革新懇第43回総会の模様や、千葉県内では初の町単独による革新懇「睦沢町民の会」の新結成、長崎県革新懇が開いた戦争準備反対の市民集会、「本格的に都政を変えよう」と意気を高めた東京・えどがわ革新懇の都政転換をめざす集会など各地の活動を紹介しています。