政権交代でいのち、暮らし守る政治へ 総選挙で歴史的な審判を ―― 総選挙の公示に当たって訴えます

2021年10月19日

平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)代表世話人会

国民のみなさん。

いよいよ総選挙が19日、公示されました(投票日は31日)。「市民と野党の共闘」の力で、政権交代をかかげてたたかう、日本の政治史上、初めての歴史的な総選挙です。アベ・スガ政治継承の岸田自公政権を続けるか、新しい政権をつくるか、政権選択が熱い焦点です。全国革新懇は、力を合わせて総選挙に勝利し、くらしと憲法破壊、権力私物化の自公政治をやめさせ、いのち、暮らし、民主主義と平和を守る新しい政治への転換を実現することをよびかけます。

 

いま、国民のいのちと暮らしを守るために、自公政治の悪政を一刻も早く転換することが求められています。自公政治が推し進めた新自由主義政策のもと、弱肉強食、自助努力の押し付け、低賃金、格差と貧困が深刻化し、コロナ禍でいのちと暮らしが破壊された国民は、いのちと暮らし、営業を守る政治の実現をつよく求めています。また目に余る権力の私物化、国会開会拒否など民主主義破壊に怒りが高まり、政治の転換を求める声がかつてなく高まっています。

行きづまった菅前首相は、安倍元首相に続いて政権を投げ出しました。自民党は「総裁選」を演出し、表紙を変えることで国民をごまかそうとしていますが、岸田政権はアベ・スガ政治を継承する「直系政権」ともいうべきものであり、いささかも悪政を変える意思も力もありません。

総選挙にあたって市民連合と4野党が合意した「憲法に基づく政治の回復」など20項目にわたる共通政策は、自公政治をチエンジする方向を明らかにしています。また立憲・共産両党間で政権協力の合意がされ、野党間での小選挙区での候補者の一本化もすすみ、画期的な共闘態勢がつくられました。ここに希望の道があり、総選挙に勝利すれば、政権交代を実現し、新しい政治を実現することができます。

 

総選挙の勝利は、「市民と野党の共闘」の力を発揮することではじめて可能になります。「政権交代」に危機感を持った支配層などによる妨害や逆流も生まれていますが、この困難を克服してこそ勝利を手にすることができるでしょう。全国革新懇は、「市民と野党の共闘」から生まれた野党統一候補の勝利と、野党共闘を誠実に追求し、「全国革新懇の3つの共同目標」(*)を推進する政治勢力の躍進をこころからよびかけます。 

力を合わせて憲法にもとづくまともな政治、希望ある未来への扉を開きましょう。

 

(*)「全国革新懇の3つの共同目標」

1.日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。

2.日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。

3.日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。

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