2021年7・8月号感想・おたより①

★今号の書評に、今年初め、亡くなった半藤一利さんの本が取り上げられていました。半藤さんといい、益川敏英さん、那須正幹さんなど戦争や核兵器の悲惨さを訴えてきた文化人が次々と亡くなられ、さみしい限りです。私たちが志を受け継いでいかなければ。(埼玉・三郷市)

★いつもはカナで応募していますが、今回は漢字で応募します。平和の祭典、スポーツの祭典。本当にこれが生かされたのか、大いに疑問です。オリンピックが終わって、小池知事は「コロナ感染拡大は想定内」と発言されたとか。都民、国民を「コロナ感染」にさらしてだれのための五輪かと怒りを禁じえません。一番の被害者は選手のみなさんではなかったかと思います。(鳥取・米子市)

★「2021平和の波」の初日に、屋久島の寺院・教会に「平和の鐘」を撞いてもらおうと依頼に島内を一周した。不在が多かったが、対面できたところはどこも好意的に受け止めていただき、ペナントにもすべてご協力いただけた。記事の桜田・田中対談にもあった宗教家との新たな結びつきを、ここ屋久島でも実践できたことを確信にしたい。(鹿児島・屋久島町)

★最近の調査によると減ったとは言え、それでもまだ33%の人が自民党を支持しています。不思議に思えてなりません。野党のバラバラが一因と言われます。なぜ野党はバラバラなのか、まとまれないのか考える必要があります。まとまれない理由を洗い出し小異を捨てて大同につき、まとまってほしいと願っています。(山梨・甲府市)

★総選挙が近づいてきました。コロナ対策でも無力な菅政権退場めざして頑張ります!(新潟市)

★菅首相の観念論も人の意見無視も、訴える心と言葉を持たないのも、全て政治リーダーとして欠格の事柄ですね。政権から引きずり降ろす好機ですが、そのための対抗勢力の結集が思うようには進まないのが残念です。革新懇など市民連合の奮起が待たれます。(山梨・富士河口湖町)

★愛知10区で「野党共闘を語る会」を結成し、野党統一候補を作ろうと運動を始めたが、思うようには進みません。有権者は、保守が3人も立候補している状況。野党はまとまれば勝てるといっている。しかし立憲民主党、連合はとにかく共産党とは一緒にやれないという姿勢を崩そうとしない。そこをどう突破するのか、なかなか答えが見つからない。(愛知・一宮市)

★8月号の作家の桐野夏生さんのインタビューは日ごろ疑問に思っている疑問を解くヒントを与えてくれました。例えば、小説などの会話です。英文学の原書などは男女とも同じ文章なのに、日本語に訳されると多くの場合、男女の会話文体が違うんです。日本語ではたいてい男性の会話は断言的な言葉尻ですが、女性会話は「そうよ」、「・・・なのね」、「・・・だものなのよ」とか何か違うのです。だから英語では会話の初めか後に「he」に対して「she」、または名前を書かないと誰の発言なのかわからない。ある女性翻訳家が私はやはり「会話の訳文なども同じようにするようにしています」と語っていました。多様性というのは微妙なところで習慣、習俗的なところも少しずつ意識的に変えていかなければと思います。如何でしょうか?「悪平等おしつけないで」なのか「多様性が認められる社会を」なのか如何でしょうか。日本語の歴史から探るのも面白そうです。(京都市)

★8月号インタビュー中野晃一さん。「自公政権は支持を広げることで政権にいるのではなく、野党側が分断されて弱体化した結果」「2009年の民主党政権誕生時の得票数を自公はその後一度も上回っていません」「分断工作に負けないことは、対局的な中心課題」と指摘する。大切なことと思います。そしていろいろな政策について中央でも地方でももっと議論すべきですね。(北海道・深川市)

★革新懇オンライン総会の報告会が7月22日に岡山市東区で行われました。その場で革新懇ニュースの購読を申し込みました。早速パズルに挑戦しています。楽しく読むことができています。(岡山市)

★桐野夏生さんのファンです。目下「日没」を読書中。「言葉は自分のなかに入ってきたら、自分でイメージしなければなりません。イメージは人によって違います」、納得。但し菅首相の言葉については、国民のイメージは同じです。『一日も早く辞めなさい』です。その思いを粘り強く働きかけていきます。(埼玉・草加市)

★「全国革新懇ニュース」で全国の革新懇の様々な取り組みを楽しく拝見しています。政治革新に向け更なる、青年や女性、保守層の参加が望まれます。(名古屋市)

★五輪を開催したら絶対、コロナ感染は急激に拡大することは目に見えていた。入院ベッドが足りないことも承知の上で強行した。案の定、感染しても自宅療養を強いる政府。生存権、医療を受ける権利もない憲法違反の政権を変えなければ‼️(札幌市)

★合併号はさすがに読みごたえがありました、桐野夏生さんや中野晃一さんのお話は、力強いメッセージを受け取らせてもらいました。今号で驚いたのは牧野富夫さんの話で、戦後の教科書黒塗りだけではなく教師が自らの顔に墨を塗らせた話でした。辛い思いを持ちながら墨を塗らせている教師の面影が浮かび上がりました。二度とこのような辛い思いをさせないために、平和な世の中を作っていかなければと思いました。(埼玉・所沢市)

★毎号、頼もしい内容の記事を楽しみにしています。今号の1面インタビューは桐野夏生さん。ペンクラブ会長就任、おめでとうございます。『黙っているのは良くない』、そう思います。『思考することを止めてはいけない』、高橋哲哉さんの言葉とともに心にいつもとめておきたいです。ひとりの力が大きい力になって、現在の政権を国民の幸福に向けるようがんばりたいと考えています。(神奈川・藤沢市)

★「全国革新懇ニュース」の記事はいつも感動的な内容ばかりです。戦争を語り継ぐふたつの記事。これは本当にいい。戦後、学校の先生が教科書の黒塗りに続き、「オレの顔を墨で塗りつぶせ」と。その時、子どもたちは意味がわからなかったが後に真意が理解できたとい、う。これが本当の教育というものではないか。(岡山市)

★本当にこんなにもコロナで悩まされている。感染拡大で昨日も、透析のため送迎の患者さんにNHKのニュースを見たかと聞かれ、たまたま見た患者さんが「北海道で透析患者が集団感染し、50%が亡くなってしまったという報道に驚いた」ということで恐ろしさを感じました。(東京・青梅市)

★民商、全商錬がコロナ禍の取り組みで25年ぶりに会員現勢が増勢に転じたと知り、心から喜んでいます。(長崎市)

★もうすぐ衆院選ですね。保守の多くは男性ばかり。2代目、3代目の立候補者が多い。都議会議員選挙で共産党は多くの女性議員が当選させました。世襲候補に反対し、議会で女性が半数を占めるようがんばりましょう。(山形・長井市)

★原爆投下から76年。広島市平和式典に参加した首相があいさつを読み飛ばして、あいさつ文は脈絡を失い、「核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くします」という決意の部分と「わが国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり」という核廃絶に向けた日本政府の決意の根幹部分が含まれていました。核廃絶署名はしないことも明言し、被爆者に寄り添う気持ちもないことが明らかになりました。こんな首相を選んだ日本は本当に不幸です。そして人の命より五輪開催を実行したがために感染が広がり、入院することなく、医師の手当ても受けられないでいる多くの自宅療養者がいます。そのことにもまったく心が痛まないようで、今までと同じ三密と、酒屋への圧力と居酒屋への補償なき自粛の強要。PCR検査も進めない無責任さ。早く政権を交代してもらわないとたいへんなことになると思います。(兵庫・加古川市)

★1面インタビュー「悪平等をおしつけないで 多様性が認められる社会を」を興味深く拝読しました。女性初めての日本ペンクラブ会長に就任された桐野夏生さんです。ペンクラブは言論表現の自由が奪われることに機敏に反応し、戦争をさせない役割を果たしてきました。ジェンダー平等の社会を目指すうえでも女性の会長を引き受けられたことに敬意を表します。桐野さんの日本社会の、あるいは指導者の劣化やずるさ、悪平等の押し付けなどの指摘は全く同感です。羊ではなく、選択しましょう。新しい時代を作るため声をあげ、選挙で審判を下すことで苦痛を取り除けるという展望は私に勇気を与えてくれる言葉です。(岐阜・多治見市)

★あちこちで選挙の話とこんごのことを話し合う人が増えています。この夏は暑いですが、三目標をしっかり話し、世直し行動を起こさねばと思います。(山口・下関市)

★衆議院選挙小選挙区で市民と野党の統一候補を立てて、自公政権を倒しましょう。

★オリンピックの放送が多すぎました。メダルを取ったのは選手本人です。日本ではありません。本人も自分が一番喜んでいると主張していいと思います。(佐賀市)

★6面の牧野富夫先生の寄稿「忘れえぬ『墨塗り事件』」に興味を持ちました。「オレの顔を墨で塗りつぶせ」と命じた小学校の先生は戦争責任を感じられた良心のある先生ですね。森友事件の「赤木ファイル」が重なります。森友事件に関わり、文書改ざんを命じたものは良心があるなら文書の黒塗りをやめて、ありのままを国民の前に提出せよ、といいたい。良心があるなら、せめてそうして謝罪すべきだ。死に追い込まれた赤木さんへのせめてもの償いだろう。奥さんの雅子さんも「真実」を求めておられます。(大阪・八尾市)

★6面「戦争を語り継ぐ」は国民学校2年生で戦争体験をした84歳の牧野富夫さんと沖縄本土復帰運動に尽力した祖父の話を聞いて成長した28歳の研修医千々和可怜さんのお話でした。お二人の話は、重く貴重でまさに語り継ぐというものにふさわしい内容でした。二度と戦争はしない、この思いを大切に私も生きたいと思います。(長崎市)

★朝から蝉の鳴き声がすさまじい。ワシャ、ワシャ、ジー、ジーなど、夏本番だ。短い声明だ、精いっぱい鳴いてほしい。(佐賀・多久市)

 

(長崎市 塚﨑信隆さん)

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