2018年2月26日
平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)
全国各地の革新懇のみなさん。
安倍首相は、「憲法改正をいよいよ実現するときを迎えている」と公言し、年内にも改憲発議をねらい、本気で憲法9条を葬り去ろうとしています。日本の命運がかかった歴史的岐路を迎え、いま起ちあがることをこころからよびかけます。
安倍暴走政治と対峙してきた総がかり行動実行委員会、「市民と野党の共闘」の流れをさらに大きくひろげて呼びかけられた「安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名」(3000万署名)を成功させることが、発議を阻止するカナメです。署名運動を必ず成功させ、安倍首相の野望を打ち砕こうではありませんか。
安倍首相は「自衛隊を明記するだけで何も変わらない」などと、改憲を受け入れさせようとしています。このゴマカシを国民的規模で打ち破る壮大な対話運動が3000万署名です。北朝鮮危機が高まっている今だからこそ、自衛隊の存在を憲法に明記などすれば誤ったメッセージを与え、日本の安全をそこなうことになります。自衛隊明記が、9条2項を死文化させ、アメリカとともに戦争する自衛隊、戦争する国に変えてしまうことをひろく訴え、対話しましょう。
多くの世論調査は、国民が9条改憲など望んでいないこと、ましてや安倍首相のもとで急いで改憲発議することに反対していることを示しています。また安倍首相の強引横柄な改憲手法は、自民党・与党内にも矛盾をひろげています。さらに希望の党代表も安倍9条改憲案に反対を表明しています。野党各党は、市民連合との政策合意のなかで「安倍政権による9条改憲に反対する」ことを確認しています。
いま、大切なのは、安倍首相の攻撃のテンポに遅れず、3000万人という目標にふさわしく、取り組みを急いでひろげ、飛躍させることです。全国革新懇事務室にも、「氷点下20度の街頭で署名」「思い切って隣人に声をかけたら応えてくれた」「事前に全戸配布し、ローラー作戦をおこなった」「『全国革新懇ニュース』を使って署名を訴えた」などさまざまな取り組みが届けられています。全国各地で、憲法共同センターと共催しての署名交流会(兵庫県革新懇)をはじめ、多くの賛同団体・市民団体と協力し、共同をひろげながら、署名をすすめています。千葉県革新懇や滋賀県革新懇などは、3000万署名推進のための学習交流会も開催しています。
各革新懇は、各団体とも協議してその地域での目標を持ち、共同を追求し、可能な形態で多彩にすすめましょう。そのなかで経験交流や情報提供など革新懇独自にも推進をはかりましょう。
〇一人ひとりの思いと行動を基礎に、街頭・駅頭での宣伝・署名をはじめ、チラシ作成・配布、パレード、地域全戸訪問、企業・団体訪問、SNS活用、意見広告、お祭りでの展示など多数派結集にふさわしい創造的で思い切った取り組みをすすめましょう。
〇憲法共同センターに結集し、「9条の会」と連係し、市民団体、町内会、宗教者をはじめ広範な人びとと協力し、対話の輪をひろげましょう。ニュース発行、学習会、交流会をおこない、学び合い、励まし合ってすすめましょう。署名を推進するための市民アクション・共闘組織をつくりすすめましょう。