2018年10月号感想・おたより2

★「思い出の食事」欄、増本一彦さんの「争議団とホルモン焼き」を読んでうれしく思います。つい最近、岡山県の国賠同盟の総会を開きました。「元気に闘い、そして勝利した。…いま、地域革新懇を担っている」とあるのがなんともうれしいです。私たちはつながっていると自覚できます。(岡山・倉敷市)

★「ひろば」で民主主義の実践についての文章が載っていた。世の中ではこの民主主義についてどうもあやふやな気がしてならない。民主主義のあり方の一つに「十分納得するまで話し合い、物事を決める」ことがあると思うが、現在それがないがしろにされようとしている。わからないことがあるのでいろいろと質問すると「ぐだぐたいうな」「うるさいな」とか、意見を述べると「屁理屈を言うな」と言われることがある。それはなにか「貴様ら黙っとれ」というのに似ているように思える。それこそ、民主主義への逆行である。(北海道・小樽市)

★書評で紹介された「サンフランシスコの少女像」。大阪市の吉村市長が「少女像」をめぐって姉妹都市解消の方針を出したニュースに、こんな市長は恥ずかしいなと思っていました。「少女像」を大阪に造りたい。在日の方が多く住む大阪に建てたいという思いに共感です。来年の大阪府知事選、市長選で維新の知事、市長には退陣していただきたいと思います。(兵庫・尼崎市)

★私が定年退職したのは2009年3月末。時間が経つのは早い。もう10年目です。こんな私に現役の職員から「早く辞めたい」との相談が寄せられることも多い。民営化後は定年を待たず、早期退職する職員が多いことに驚かされる。今、郵便局という職場はどうなっているのか、OBとしては気になる。(山形・長井市)

★KKR病院新人看護師過労自死が労災認定されました。判決を待たずに異例のことでしたが、支援していた労働組合としてうれしいです。これを機に看護の職場がどれだけ人員不足で過酷な労働を強いられているのかもっと取り上げてほしいです。(北海道・札幌市)

★デニーさんに続き、沖縄では次々と「オール沖縄」の首長が生まれほんとうに喜ばしく、感動です。沖縄県民に倣い、一日も早く全国の米軍基地の撤去、戦争反対の政治へ。(神奈川・相模原市)

★「福祉事務所に本物のケースワーカーを配置せよ」の記事に同感です。「困っている人に必要な支援はワーカーの腕もある」と思います。もちろん、法律や通達などに縛られますが。ワーカーを専門職とするのは当然だと思います。(千葉・習志野市)

★沖縄の相次ぐ勝利、万々歳です。来年の統一地方選、参院選でもこの勢いに弾みを付けたいものです。そのためにも、市民の力と野党の共闘が、何より大事。野党が政権を担うには小異を残して大同につくのは当然で、大異があっても大同についてほしいと思うのですが…。革新懇の出番です。(横浜市)

★川柳「ウィンウィンが ウンウンとなる アベ外交」「FとG 二国間には ちげぇねぇ」(日米貿易協定交渉開始)

アベ政権の軍事費増大について。防衛費より防災費と言われる昨今、TBSラジオで青木理さんがこういうコメントをしていて「なるほど」と思った。それは、「イージスアショアの配備がなぜ秋田と山口か」ということで「北朝鮮と秋田を結んだ先にはハワイがあり、山口と結んだ先にはグアムがある」というコメントです。「そうか、そうだったのか」と思いました。なぜ安倍首相の地元である山口県なのか?という疑問が解消された。日本を守る為ではなく、アメリカの島を守る為に7千億円以上もかけて装備するのだ、ということを…。この事実をマスコミはもっと大々的に報道すべきだと思う。(埼玉・桶川市)

★1面の永田和宏氏の革新懇インタビューを読んで思うこと―4つのプロセスを考えると確かに言葉の無化を感じます。事実を偽る「言い換え」と述べていますが、最近のマスコミ報道を聞いていると痛感します。「我々は真実性と自分自身の肉声、心を言葉にのせ、発信していく事が大切です」全く同感です。今後は益々感性を研ぎ澄ませ、大いに発信したく思います。(熊本・荒尾市)

★北海道は寒くなって、峠には雪の便りも。永田和宏さんのインタビュー、北海道版の久野牧師のインタビューから学びました。各地域の革新懇の活動から元気をもらっています。4面の藤藪先生の寄稿から生活保護の現場の様子が手に取るようにわかりました。安倍首相の10月からの生活保護費引き下げ、そして来年10月からの消費税10%が決定したように報道するマスコミ。もっと別の観点から報道するのがマスコミでしょ。来年10月からの消費税10%への引き上げ阻止は、国政選挙で安倍政権に痛打を与えることにもなると思います。参議院選挙、がんばろう。(北海道・函館市)

★その通り!だと思う。永田和宏さんのインタビュー記事の「無関心が怖い」「無関心や見て見ぬふりが、独裁者を助け民主主義を危うくする」。例に挙げた一つが「さいたま市の九条俳句事件」だ。たまたま見た「ハトは泣いている」という映画ではこの俳句事件を取り上げる。公民館側が中立を盾に九条俳句の掲載をストップ、そして慣例であった「たよりに俳句を掲載する」こと自体を中止に。自由に行政の側が制限をかける。こうやって独裁に手を貸す、無自覚に。これが本当に怖い。(埼玉・川口市)

★403号、永田和宏さんのインタビュー記事中の「民主主義の根幹は言葉です」に共感しました。私も歌詠みの端くれとして「自分自身の肉声を言葉にのせ、発信しつづけ」たいものです。折しも、安倍政権は日米首脳会談の共同声明を「誤訳」ならぬ「偽訳」をして民主主義の根幹を踏みにじった。許し得ない愚行です。(神奈川・小田原市)

★無関心とあきらめをこそ安倍首相が狙っている。安倍悪政は黙っていると過労死・過労自死へと道を開き、消費税大増税、大軍拡への道へ続く。国民の怒りとたたかいを呼び起こさざるを得ない。(大阪・八尾市)

★大好きな歌人・永田和宏さんのインタビュー記事を何回も読みました。短歌をつくる時、すぐに自然の方へ目が行き、時事短歌がなかなかできない自分をちょっぴり反省しました。権力と対峙する武器は言葉しかない。心に沁みました。(大阪・枚方市)

★友人のAさんが短歌愛好会に参加していると知り、地元の自治会広報紙に投稿をお願いしてみました。ところが、「とても他人にお見せできません」と拒まれました。私は「私も自己流で作歌し、投稿して、あちこちから意見をもらい励みにしているから」と説得し、一首投稿してもらいました。俳句・短歌を自分だけの世界に留めず、どんどん投稿し、意見をもらうのも勉強と思います。(千葉・我孫子市)

★九州電力は太陽光発電事業者に発電の一時停止を求めましたが、停止を求めるところが違うのではないか。電力が足りないと再生エネルギーの活用として太陽光発電で電力を補充してきたのに、足りてきたら、真っ先に停止させるなんて国民を馬鹿にしている。まず自分のところの火力、原発を止めるべき。(山梨・甲州市)

★「劣化し無化する言葉」―「心から離れた空疎な言葉ではかえって信頼を失います」。私はかつてある会社で営業をしておりました。数十冊をセットにして、数万円する本を買ってもらいます。いくら良書でも、私の言葉がお客様に届き、価値を共感してもらえなければ契約が成立しません。永田和宏さんの言葉とは少し違いますが、思いを伝える言葉は心からでないと相手に伝わりません。(徳島・藍住町)

★過ぎ去ってみれば、あの猛暑さえなつかしい季節のうつろい。秋祭りの笛や太鼓の音が聞こえます。駆ける子どもらの声とともに。(山梨・甲府市)

★沖縄県知事選は玉城デニー氏が勝って、気分よく正月が迎えられると思います。(三重・鈴鹿市)

★永田和宏さんの文章はすごく読み応えがありました。見て見ぬふりが一番怖いとおっしゃっています。ほんとうにそうですね。ナチスがやっていることが自分にふりかかってきてはいやだから、特高のやっていること…自分に災難が…などと思い多くの人が見て見ぬふりをしたということですね。ちょっと違うかもしれませんが、毎週駅頭で宣伝をしていても無関心で通り過ぎる人の多いこと。「何かな」と関心を持ってもらえて、偏見なくビラを見てくださいと声をかけたいと思うこの頃です。「市議会なんて関係ないわ」と思っているのかな、関係ないことないのに。「共産党のビラだからいらん」というような狭い考えではなくて、何が書いてあるのか見てほしい。(大阪狭山市)

★歌人永田和宏さんのインタビューに感銘いたしました。コピーをして読み返しています。併せて、「ヤブちゃん」の寄稿に現在の政治の貧困を(うしろむきに)共感します。(長崎市)

★永田和宏さんの記事がとてもよかった。歌人としても生物学者としても優れた方ですね。(岩手・宮古市)

★沖縄県知事選に続く、那覇市長選も勝利を祈っています。(徳島市)

★今年は大変でした。棚田で米を作っています。今年は、雨や台風で稲刈りが遅くなったり、はぜ掛けが風に倒されたり大変でした。(長野市)

★近所の畑、休耕が増えた。(埼玉・越谷市)

★革新懇インタビュー歌人・細胞生物学者永田和宏さんの記事で「権力にきっと容易く屈するだろう弱き我ゆゑいま発言す」―この歌に私も同感です。歌を詠むことは私にはできませんが、まだ物がいえる今、私も行動を続けたいと思います。(香川・坂出市)

★永田和宏さんのインタビューを読んで、安倍政権と対峙するために言葉を大切にしなくてはいけないと思いました。(山梨・甲府市)

★4面の藤藪貴治弁護士の文章はたいへん勉強になりました。福祉事務所のケースワーカーの心ない言葉に本当に驚かされました。これはやはり国による憲法25条の軽視が現場にあらわれたものだと思います。ケースワーカーの有資格化など、質の向上は新鮮で適格な提案だと思いました。(香川・坂出市)

★歌人で生物学者の永田和宏さんのお話を読み、感動しました。私も9月30日の沖縄県知事選にちなんでジュゴンや玉城知事のお母様のことを歌にしました。

①辺野古海 ジュゴン隠すか 藻場残す 情あらなむ 勇気あらなむ

②一票の 判断狂わす都人(みやこびと) これじゃいかんと 檄飛ばす妻

③十本の指 それぞれに役目あり 母の教えを 胸に抱きて

④母ひとり 子のひとりの大切に 平和でこそと 訴えし知事(奈良・大和郡山市)

★全国革新懇のみなさん、デニーさん当選おめでとうございます。ほんとうに、ほんとうによかったです。元気をもらいました。沖縄のみなさんにもお礼を叫びたいです。ありがとうございました!この元気を力に日々がんばります。負けないゾー!(熊本・水俣市)

★1ヵ月に4回の折り紙教室に参加しました。美しい色紙が形になっていくのがおもしろく興味深いものがあります。20人ほどが参加して、「先生、待って。わからない」、「どうしてこうなるの?」など声が飛び交う中、みんな一通り作品が並ぶとうれしそうな顔がずらり。今日は小箱を作りました。1枚の紙から生まれるさまざまな形にはほんとうに感心するやら感動するやら、孫たちにプレゼントできるようにがんばります。(北海道・小樽市)

★消費税が10%への論議が盛んにされていますが、増税したらますます景気も悪くなるし、生活も苦しくなるのは目に見えている。防衛費特に高い戦闘機を何機も買う(買わされている)お金を福祉教育などに回してほしいと、腹立たしく思う。もちろん法人税をしっかりとり、企業内部留保をというのもいいが、やはり防衛費の引き下げをぜひ。(岐阜・岐阜羽島市)

★憲法「改正」を公言する安倍総理に「99条に違反します」と諫言する与党議員がいないのが不思議です。(岡山・新見市)

★「福祉事務所に本物のケースワーカーを配置せよ」という藤藪弁護士の主張に全く同感です。憲法25条を守るたたかいにもこの視点を忘れてはいけないと。(群馬・高崎市)

★沖縄県知事選に京都・京北革新懇の代表として2名で支援に参加しました。3日間でしたが、那覇市民の反応は良く、勝利を確信して帰って来ました。見事にデニーさん当選!日本の夜明けは「沖縄から」です。(京都市)

★私たちくらいの年齢の者は見聞きした戦争体験をこれからの子らに伝えなければなりません。戦争体験者が減る中では当然のことと思います。7月末、居住する草加市で、初めて中学生4人が平和大使として広島に派遣されました。先日、報告会が開かれ、彼らのみずみずしい発表を聞いて負けられませんと気持ちを新たにしました。(埼玉・越谷市)

★永田和宏さんの登場、うれしいです。永田さんの短歌の本も読みました。歌を通して、真実を訴えること、すばらしいことだと思います。(岡山・和気町)

★♪川に沿って走ったどこまでも~ 久しぶりに歌い、踊った「青春」の楽しさがベンチに座っている人びとにも伝わったでしょうか。ここは今、市議選をたたかっている松戸市小金原の団地の商店街です。候補者の現職高木健さんの演説の前に、もと青春、今も青春の人びとの声が響きました。投票日まで1ヵ月を切りました。沖縄に続いて住民が主人公の街をつくるためがんばるぞ。(千葉・松戸市)

★永田和宏さんの短歌、いいですね。私も下手ながら、短歌や俳句をしています。「歌を詠むことで、またメディアを通じて発言し続けたいですね」うれしい言葉です。(滋賀・守山市)

★いつも1面インタビューを楽しみにしています。今月は4面の記事と書評がとてもよかったです。(三重・松阪市)

★はじめまして!玉城デニーさんの当選を共に喜びたいと思います。老体に鞭打ち応援に行ってきました。私でも役に立つかな~とがんばってきました。翁長さんの遺志を継ぎ、新基地建設に反対の声を引き続き大きな声で。総力を上げてがんばりましょう。(千葉・船橋市)

★小樽に雪虫が舞った。まもなくして峠では雪の便りが。毎年繰り返される季節の変わり目のニュースです。(小樽市)

★403号、永田和宏さんの一語一語に衝撃を受けました。妻は短歌会の仲間にぜひ読ませたいとコピーをとっています。(秋田市)

★永田和宏先生の「劣化し無化する言葉」に思わず「そうだ!これが言いたかった」と何度も読み、自分の言葉で語れるようになろうと思う。失言の毒に脱感作し、失言を許容し、それが定着していくことがほんとうに怖いです。(兵庫・加古川市)

★台風・地震と自然災害が続いていますが、被害を受けた人たちが早く立ち直ることができるように政府は援助を厚くしてほしいと思うこの頃です。(岩手・一関市)

★「なによりも先に言葉が奪われて言葉が民衆を追い立てるのだ」、1面永田和宏さんのインタビュー記事がとてもよかったです。民主主義の根幹は言葉への信頼であると。国民が政治家の言葉を「そうか、そうなのだ」と本気で向き合わないような日本にしてしまった安倍政権の責任を、言葉を通して分析していて…4点ノートしました。(東京・江戸川区)

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