≪アピール≫野党共闘を守り発展させ、参院選挙勝利・安倍内閣打倒・戦争法廃止へ 歴史的局面にふさわしい取り組みをすすめよう

2016年3月4日

平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)

1)5野党党首会談が2月19日開かれ、4項目の合意(別掲)がかわされました。4項目合意は、戦争への道を食い止め、日本に立憲主義、民主主義を取り戻し、個人の尊厳を擁護する政治への道を切りひらくものです。5野党間で、参院選挙一人区での統一候補など選挙協力をはじめ、政権問題や戦争法廃止以外の政策についての協議もはじまっています。全国革新懇は、この日本の政治史上初めての画期的、歴史的な合意を心から歓迎するとともに、この実現のために全力をあげることを表明します。

2)5野党合意は、「戦争法廃止 野党は共闘」を求める、空前の国民のたたかい、市民運動の発展のなかで実現したものです。政府・自民党はこの合意にあわてて、「野合」などと攻撃を加えていますが、憲法を壊す安倍暴走政権を倒し、立憲主義を取り戻すこと以上の大義はありません。政府・自民党の攻撃自体、いかに野党合意を恐れているか告白するものです。2000万人統一署名をはじめ国民の運動をさらに発展させることによって、攻撃や妨害から野党合意を守り、実現させることができます。まさに5野党合意は、国民・市民の運動と一体になってこそ、その力を発揮するものです。

3)全国革新懇は、全国の革新懇組織と結集する政党、団体、個人が「三つの共同目標」をかかげ、一致点で共同し、「一点共闘」を重層的にすすめ、戦争法反対の国民的運動の発展の土台となって貢献してきたことに誇りと喜びを感じています。いま、私たちが追求してきた統一戦線運動は、政府構想を持ち、国政の中心的な課題をかかげ、現実に国政選挙での全国的な政党間共闘をすすめるという、新たな歴史的段階に入っています。このたたかいは、主権者国民の政治変革のたたかいであり、「国民が主人公の政治」への扉をひらくことにつながります。

4)歴史的なステージに立って、全国革新懇は、「戦争法廃止 野党は共闘」をかかげ、若者、学者、ママをはじめ、大義に立ち上がったすべての団体、人びとと、過去を問わず、いっそう共感を高め、団結を固め、すすむことを表明します。この立場から、参院選で野党共闘が成立した選挙区では、市民運動と連係し、候補者が無所属であれ、どの政党に所属しているかにかかわらず、野党統一候補として支持して勝利させるために全力を尽くします。
いまこそ力を合わせてすすみましょう。

5野党合意事項(2016年2月19日)

  1. 安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目標とする。
  2. 安倍政権の打倒を目指す。
  3. 国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む。
  4. 国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う

*民主党の岡田克也代表、日本共産党の志位和夫委員長、維新の党の松野頼久代表、社民党の吉田忠智党首、生活の党の小沢一郎代表の野党5党首による党首会談での確認事項です。

一覧へ

発表年