2025年9月号感想・おたより⑤

★1面、橘田亜由美医師のインタビュー「日本軍遺棄毒ガス被害者支援…」は大変興味深く、しかも胸の痛みを感じ、今もって戦争の傷あとが引きずられているのに憤りを覚えます。日本政府の反省なき態度は許せません。(千葉県我孫子市)

★最近、映画「黒川のおんなたち」を観た。満蒙開拓団の一つ、岐阜県白川町(旧黒川村)の開拓団が知られている。若い女性15人がソ連兵への「性接待」を強要され、開拓団は無事日本へ帰郷できた話である。もっと多くの日本人に知って、戦争はしてはいけないという思いを持ってほしいと思いました。(岐阜県北方町)

★1面、橘田先生の中国黒竜江省チチハルの事故の記事を読み、同省ハルビン731部隊官舎で生まれた私は、中国で日本軍がしてきたことをいつも心に留めて調べたりしてきた。残留孤児や731部隊の人体実験、毒ガス・細菌兵器の製造や使用、三矢作戦による殺りくは絶対に許すことができない。橘田先生は「日本政府はあれやこれやの理由で賠償を行わず」と述べられている。日本政府に対して、あらためて怒りをおぼえた。(新潟市)

★千葉市中央区革新懇が近く総会を開きます。情勢報告では、9月10日の全国革新懇による運動交流会で五十嵐仁さんが行った講演内容を使わせていただきます。1面に載った橘田亜由美さんの取り組みは貴重です。(千葉市)

★1年は早い。最賃引き上げの10月が目の前です。岡山県もようやく1000円を超える水準となりそうです。最賃引き上げに難色や異議を唱える人たちが少なからず存在します。政治の出番がどうしても必要です。昨年の衆院選、7月の参院選の結果をふまえての変革が求められていると思います。(岡山県倉敷市)

★9月14日、革新・愛知の会主催の渡辺治さん講演を聞きました。「参院選で自民党が後退した中で、なぜ立憲野党が停滞し、参政党が躍進したのか、軍拡・新自由主義に立ち向かうには立憲野党の共闘・再建が求められる」と話されました。くらしを破壊し、軍事費を増やす政治をストップさせるには、革新懇運動は必要と思いました。(岐阜県津島市)

★世界中が仲良く、平和になる取り組みをどんどん進めていきましょう!(大阪府羽曳野市)

★「全国革新懇ニュース」のインタビューがいつも楽しみです。今号は橘田亜由美さんがチチハル遺棄毒ガス被害者の支援に活躍している内容でした。日本軍は中国で広範囲に毒ガスを使ったようです。私は、日本政府に賠償を求めた東京地裁での裁判にはずいぶん通いました。大勢の若い弁護士さんたちが一生懸命取り組んでいました。調布九条の会は毎月例会を開いていますが、一度、チチハル遺棄毒ガス問題を取り上げ、弁護士の方にお話していただいたことがあります。そんな縁で調布九条の会が中国東北部を1週間旅したとき、731部隊の人体実験の場所からさらに北へ向かい、チチハルの被害の現場を見てきました。ちょうど居合わせた弁護団の方と交流しました。橘田亜由美さんのご活躍に大いに期待します。革新懇も今こそ、大いに羽ばたきましょう。期待します。(東京都調布市)

★戦後の新憲法で24条が制定されたのに、なぜ民法改正に際して夫婦同姓が決められたのか、はなはだ疑問に思っていました。9月号、弁護士長尾詩子さんの解説で「保守派の夫の氏」の主張があり、それを押し返すせめぎ合いの結果として「同氏」に落ち着いた、ということが良くわかりました。ここから推測すると、戸籍法においても「戸主」に代えて「筆頭者」なる造語を編み出して「小家族性」を温存したんだなと思います。選択的夫婦別姓を実現するためにも、1948年1月1日施行の改正民法の議論経過を知りたいですね。(兵庫県西宮市)

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