24年7・8月合併号感想・おたより②

★ジェンダー平等は、労働組合の活動でも必要な取り組みであることを頭では理解していても、なかなか具体的には進まない。女性が活動に参加できないような取り組みは所詮、男性にも無理なことであったのでは? と、最近は思うようになった。 異常な定員削減で、長時間労働が以前にもまして増える中で、職場活動に無理がきかなくなってくる。そうすれば、職場での勤務と、生活時間を確保することが精一杯で、社会的な活動に時間を割くのが困難なことになる。町内会やPTA、管理組合での活動なども困難に直面していると聞く。やはり、政府の進めた労働法制の改悪を元に戻し、正規労働が当たり前の社会をとり戻すことが重要だと思います。(愛知県春日井市)

★ 今年で6回目となる「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ被爆写真展」は 過去最高の123人の来場者を記録した。特に、2箇所の放課後児童クラブの小学生が33人も指導員に引率されて見に来てくれた。新たな一歩になるだろう。ようやく「市民権」を得たのかもしれない。(鹿児島県屋久島町)

★新聞に教員の裁判の記事。休職に追い込まれた原因は過重労働と校長の注意義務違反である、大阪府と大阪市は教員に賠償をせよと。教員の働き方改革が叫ばれて久しいが、教員不足を解消することがとりあえずの解決策である。今でも不本意に非常勤で働いている人を正規採用とし、担任以外の正規の教員(専科や各種主任教諭、外国語や体育などの専門性のある教員など)を思い切って増やすべきである。もちろん給料も上げるべきである。(名古屋市)

★革新懇インタビューに浅倉むつ子先生が登場され嬉しいです。勉強になりました。徳島では県下全市町村で選択議定書採択を求める意見書を採択しました。(徳島市)

★「混迷する政治、活路は共闘にあり」「政治は動かせる、歴史は変えることができる」。7・8合併号での五十嵐先生の名言。都知事選で示された無数の「一人街宣」。一杯力をいただきました。明日に向かって!(横浜市)

★革新懇インタビュー 林田さんの感想→「ヒバクシャ 国際署名」のキャンペーンリーダーを務める 林田さんの話に納得することが多かったです。運動はゆるやかにつながることが大事だと言われていましたが 私もその通りだと思います。ゆるやかに長く続けることが大切では。普段の付き合いの中でも ゆるやかなつながりが心地よいです。濃いつながりでは疲れます。核兵器廃絶までにはいろんな段階がありその一部分であれば参加できる人たちもいること、お互いに違いを認め合う空気感が大切なんですね。「ファーストペンギン」の話は初めてでした 。最初のペンギンに続くペンギンがいることで群れ全体が行動に移す、なるほどです。新しく行動を起こすことは勇気がいることでしょうが、その行動が他の人に気づきを与えてくれるかもしれません。自分を振り返ってみてもそういうことはよくあります。(鹿児島県姶良市)

★地元では、「柏崎刈羽原発の再稼働の是非」を問う県民投票条例制定を求める署名運動を10~11月に取り組むことになりました。再稼働問題は、今年が正念場。シッカリ学習し、大いに広げたいと決意しています。(新潟市)

★早稲田大学名誉教授の浅倉むつ子さんの主張に、深く考えさせられました。今日の危険な戦争の方向に向かっているこの国の現状に「司法の果たす役割」が、きわめて立ち遅れていることを強く指摘されています。10年間、調停・司法委員として裁判実務に携わってきた中で、司法の古い感覚、人間を基にした司法判断がなされていないことに心を痛めてきました。世論の喚起をどのようにしていくのか難しいことでしょうが、浅倉さんのような方のご意見を広めていくことが、世論を少しずつ変えていくことと思います。(堺市)

★7・8月合併号、五十嵐仁さんの「自民党政治に対する追撃戦―その課題と展望」を読んで。東京都知事選のからくりと真実が見えてきました。すでに自民党は首都で選挙を戦う力は失っていました。自民党は表面に出ず、「ステルス戦法」を取り、小池候補が政策論争を避けたこと。裏金問題で政治不信を深めていた都民は同時に、既成政党への不信感を強めていたこと。このような傾向は無党派層により強いものでありました。石丸候補の選対本部長は元自民党関係者で、小池批判票を分断する役割を演じたこと。蓮舫候補者が所属していた立憲民主党の支持母体である連合東京は小池候補を支援したこと。以上のことを踏まえて分断や裏切り行為が蓮舫3位を生み出したことを直視し、厳しい批判が必要だという意見に同感です。選挙戦へのSNSの活用も今後の検討が必要です。(熊本県荒尾市)

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