24年6月号感想・おたより⑦

★名古屋市は「名古屋平和の日」を制定し、去る5月14日(空襲で名古屋城が消失した日)、第1回の名古屋平和の日祈念式典がとり行われました。この制定には、10年かけて市に請願してきた東邦高校生徒会の運動があります。80年前に犠牲になった先輩を弔い、今後このような悲劇を繰り返さないようにという、若者たちの願いが行政を動かしました。(名古屋市)

★梅雨の季節ですが、最近の雨の降りようは異常です。常に警戒が必要です。(岡山県倉敷市)

★前川喜平さんのインタビューは、その通りと思いながら読みました。権力を監視できないマスコミはいりません。(高知県いの町)

★水俣病で長年苦しんでいる患者が切々と訴えているのに、マイクを切った国側は何も感じていないのでしょう。国の責任なのに。(佐賀市)

★東京都政を明るい革新民主として、全国の政治を平和・人権・暮らしの再建に!(岡山市)

★6月号のクイズで「タテのカギ8」(一部の部員の不祥事で廃部)を見て、そういえば日大のアメフト部、その後どうなった? と思いました。重大な事件でも忘れさられるのが早くなったのは、自分の歳のせいなのか、報道のあり方のせいなのか?(大津市)

★都知事選が始まりました。びっくりしたのは選挙ポスターに動物の写真がいっぱい! どうして?と思ったら、「金もうけ」がからんでいる。ここまで来たのか。今こそ都民のくらし、平和、人権を本当に大事にする都政へカジを切って行きましょう。(東京都中野区)

★介護度の引き下げに怒り。最近、介護認定が厳しいと聞きます。友人のお母さんが「要介護5」だったのが、「要介護4」に切り下げられた。理由は、胃瘻からの栄養補給が「自立」とみなされたためといいます。もちろん、自分でできることではありません。もう一人の友人の夫は、要介護5で状態はまったく変化していないのに、いきなり「要介護2」に下げられました。訪問介護やリハビリを使い、現状をどうにか維持しているのに、サービス利用をおさえていくしかないのか。介護度を引き下げれば、国(介護保険)の費用がおさえられます。一方、私は介護保険料が値上げされました。「利用者が増えるから」との通知。非課税世帯ギリギリの年金から月7800円が天引きです。「保険あって介護なし」とさせてはなりません。(長野県青木村)

★マルクスが第一インター中央評議会代議員への指針(直接税と間接税)で述べているように、「間接税を全面的に廃止して、それを全体として直接税に置き換えること」を私も提案します。なぜなら、消費税は間接税であり、それはマルクスが言うように「自分たちがどれくらい国家に支払っているのかを個々人から覆い隠すのに対し、直接税はむきだしで、あからさまであり、どんな凡庸な理解力でも誤解することがない。従って直接税はあらゆる個人に対して統治権力をコントロールする気にさせるが、間接税は自己統治へのあらゆる志向を破壊する」からです。まさに消費税は資本の支配勢力が大衆の自己統治能力を破壊するために、絶対に手放さない(逆に強化しようとしている)税制ですね。私は今日の大衆の政治的アパシー(無関心)の根幹にこの消費税があると考えています。また、全国革新懇の小田川代表世話人は第43回総会への「報告と提案」の中で、第二次安倍政権以来の自民党政治は、革新懇の「3つの共同目標」とは真逆だと指摘し、6項目の具体例を挙げています。まったくその通りだと思います。自民党政治を終わらせるために、愛知10区から絶対に「資本の支配勢力」を国会に出さないように、柴田さん(一宮革新懇前事務局長)の呼びかけにこたえるべく決意をあらたにしている次第です。(森憲二、77歳、愛知県一宮市)

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