参議院選挙の結果について

2016年7月12日

平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)

全国革新懇は、7月10日投開票でおこなわれた参議院選挙を戦争か平和か――日本の命運を左右する国政選挙として特別に重視し、野党統一候補の勝利と「3つの共同目標」をかかげる政治勢力の躍進のために全力をあげることをよびかけました。
参議院選挙の結果、改憲勢力が議席の3分の2を占めましたが、福島、沖縄をはじめ11選挙区で野党統一候補が当選し、日本共産党が改選議席を倍加しました。安倍自公勢力は、憲法問題について隠し続けて選挙をしたのであり、国民は改憲に同意したのではまったくありません。
今回の選挙戦は、戦争法廃止、立憲主義の回復、個人の尊厳をかかげる国民の世論と運動の高まりを土台に、国政選挙ではじめて野党共闘がおこなわれ、市民と野党が一体となってたたかい、大きな成果をあげた画期的な選挙になりました。野党共闘の力は、各地で無党派層の6割~7割が野党統一候補に投票し、前回参院選挙で2勝しかできなかった1人区で11勝したことでも明らかです。全国各地で革新懇組織と賛同団体は従来の枠をこえて、この歴史的な選挙戦に参加し、多くの市民団体、野党各党と手をたずさえて奮闘し、その信頼関係を豊かに発展させてきました。参議院選挙のなかで築いてきた市民と野党の共闘の発展――ここにこそ日本の未来を切り拓く展望があると確信します。
安倍暴走政治と対決し、憲法改悪の動きを阻止することをはじめ、平和、民主主義、暮らしの課題で、市民と野党の共闘をいっそう本格的に発展させ、新しい政治の展望を切り拓きましょう。当面、東京都知事選をこの市民と野党の共闘の体制でたたかって、勝利することをよびかけます。

 以上

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