鈴鹿市上下水道局を見学しました  三重・鈴鹿革新懇

鈴鹿革新懇は8月8日(木)鈴鹿市上下水道局の見学会を実施、約20人が参加しました。「大人の見学会ははじめて」と緊張気味の職員さんたちでしたが、わかりやすくしっかりと説明してくださいました。

まずビデオとその解説、つぎにコントロール室の見学、そして平田送水場に移動して現地見学。参加者は「近所に住んどるが中に入ったのは初めて」「コンピューターで水を管理しているとは知らなかった」「蛇口をひねるとなぜ水が出るのか、その仕組みがよくわかった」「おいしい水を届けるために職員さんたちが頑張っている。ありがたい。」などと感想を述べていました。以下は参加者のレポート。

命の水を売り渡してはならない

日本の水は清らかでおいしい。どこに行っておいしい水が飲める。お店でも水はお金を求めず、夏は氷まで入れてくれる。鈴鹿市の水道の水は全国と比べてもおいしい水の仲間に入っている。もし水が無くなったり汚れたら人間は誰ひとり生きていけない。生きものである人間の生命の根元(源)でもある。水道局の小学生向けのビデオ解説では「生命の水」ということが説明されていなかったことが気にかかる。これは制作した人がそう思っていないことの表れではないか。水道の民営化については職員の問題意識は弱く感じた。民営化で経営権が民間資本に移ったら、水質の確保について徹底した検査や十分な安全運用はできるのか大きな不安を感じる。設備は公有としても、経営からの収入を全く使わないで設備の維持管理は可能か、全面的に公的資金だけでは長く設備の改善をはかることは困難になることは明らかだから。(江島 辻井良和)

はじめての水道局見学

2019年10月1日に改正水道法が施行されます。“いのちの水”を“商品にもできる”水道法改正には驚いた。ふり返って見ると、今まで、“蛇口をひねったら美味しい水を飲めるもの”と思い込み、“水道水がどうやって家庭まで届けられるか”それすら知らず、みんな水道屋さんにお任せ。それじゃあならぬと「水道水ができるまで」など教わりに出かけた次第。うだる暑熱の8月8日、初めて鈴鹿市上下水道局に入る。和やかな課長さんに導かれて会場に。いっときのお話しにDVD視聴。中央制御管理室、井戸など見学して解散。質疑で、「“水は命”と解説しないDVDは、おかしい。」、「水が一番大事!税金は先ず水道に」、「水質は大丈夫?」、「大災害時の復旧は?」、「高い水道料金」と厳しい質問も入りかう。中央制御管理室のスタッフは12人。精一杯の頑張りで、やっと制御されている模様だ。“人が減らされているようだ。もっと人を増やして貰おう”との声が飛ぶ。GLさんに「水道」を説いて頂いて有難かったけれど、出来れば今後、施設運転・維持管理、水質のこと、耐震化・管路更新、技術継承などの話を伺う機会があれば良いのだが・・・と思いましたね。(東磯山 中山拓治)

私たちの水を守る大切な職場

初めての参加でしたが、とてもよかったです。知らないことばかりで見学も出来、再確認することができました。人間にとって水は大切だから基本はしっかり守ってほしいです。命の水を守る仕事ですから責任ある職場に育ててほしいです。今日はありがとうございました。(一参加者)

ライフラインが危ない

日本のライフラインが崩れてきているのではと危惧を感じています。大気汚染、水質汚濁、土壌汚染で国土が破壊されると、不安を感じています。食の安全も守られているのか、それも不安です。政府の無作為による政治の劣化で国民生活が破壊されるのはたまりません。外圧で国政が動かされていると思うのですが・・・。(中村千代子)

鈴鹿革新懇ニュース「朝焼けへの道」NO.65から

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