
哲学者・作家永井玲衣さん
「対話」は信頼を修復していく営み
2025年10月号
「全国革新懇ニュース」10月号の1面インタビューは、哲学者で作家の永井玲衣さんです。様ざまな場所で続けている哲学対話を「他者とのつながり・信頼を修復していく営みです」と語る永井さん。とりわけコロナ禍以降、自分の不安や不満を「きいてもらえていない」と感じる人が増え、気持ちが「外部の敵」に向かいやすくなっていると指摘します。参政党の伸長など危機感も高まるなか、しんどいけれども、「ききあう」場をつくることがいま必要ではないか、と訴えます。
4面は、「全国生活と健康を守る会」の前田美津恵副会長が、生活保護基準引き下げを違法と断じた最高裁判決の意義と、それに背を向け従おうとしない国・厚生労働省の姿勢を変えさせるたたかいについて寄稿しています。
中面では、10年前の戦争法強行から毎月街宣を続けている大阪・羽曳野のほか、能登の今を知ろうと開いた新潟県革新懇の講演会、原発事故をめぐる福島視察ツアーを協賛し参加した群馬・前橋革新懇、土砂災害について検証会を開いた蒲郡革新懇、美保基地増強の背景を学んだ島根・松江革新懇などの取り組みを紹介しています。富山では新たに「平和と暮らしを考える太田の会」が結成されました。